ひとりごと中心

SNSだと流れてしまうので置き場を作りました

けもフレ二次創作ホラーゲーム「けものフレンズ.exe」の考察もどき

※グロ有ホラー作品についての考察なので注意※

※ほぼツイートそのまま乱文※

※考察より感想に近い※

 

 深夜に実況動画を見ながら考察もどきをやったまとめです。実況見るのはこれで三周目くらいだと思います。ゲーム下手過ぎて一周目すらクリアできなさそうなので、自分でプレイする予定は今のところなし。
 グロについては性癖ではないけど、時々覗きに行っておー怖…痛そう…死んだやろこれ…ってなる人です。
 このゲームは周回を前提にした作りで、周回するたびにゲーム内容やストーリーが変化します。分岐がない代わりに、周回を止めたタイミングがプレイヤーにとってのEDになるという、少し変わった作りになっています。

 けもフレはアニメ視聴済。ゲームなど他メディア展開は全然追えてないので、アニメで得られた情報を元に考察しています。

 原形を「動物」、擬人化された姿を「フレンズ」と表記します。

 

視聴した実況動画はこちら。

www.youtube.com


一周目

 「ジャパリまん」を集めて、扉を開けながら進んでいくステージ。動物に当たると派手に出血しダメージを受ける演出で、不気味な世界にプレイヤーを誘い込む。

 本編では友達だった動物に襲われて、この世界で動物は敵なんだとプレイヤーに認識させたあとにすぐを手に入れるイベントがあるのうまい。ちなみに銃を手に入れないと壁を壊せず先に進めない。

 銃を手に入れた瞬間、「お前は力を手に入れた」のメッセージと共に無数の目が画面上に現れて主人公を責めるように見つめてくる…初めから精神リョナ要素あっていいですね!

通せんぼしてくる猫は当たってもダメージないけど、進むためには撃って殺さなきゃいけなくて、殺すと猫がいた場所に血まみれ骸骨が出現して「お前は動物を殺した」ってメッセージとともに画面がグロくなるのも精神リョナリョナしてる。グロいといっても無数の目と血が画面に配置されるからまだ見られるか…

 まだ序盤だけど、人類の進歩は文明の発達と動物を殺す事で成し遂げられてきたんだってメッセージが込められてていい。イベントステージへ向かうときに下へ下へ落ちて移動するのもいいな〜世界の暗部に触れる感じ。

 さっきの通せんぼしてくるネコや次に出てくるトキもだけど、説得しても動いてくれないから殺すしかないっていうのはリアルだな。現実だと他の方法も取れるけど、言葉で説得はむりだもんね。相手は動物だから。

 銃を手に入れてからも攻撃してくる動物が出てくるから序盤みたいに避けずにバンバン撃ち殺して進む事が出来るの、攻撃性が強くなり罪悪感が麻痺していく感じがある。

 足場崩してペンギンをマグマに落とすステージ、背景にペンギンから油を取る機械の写真が使われてるんだよね…使用法はお察し。乱獲して群れをたくさん潰したらしい。今検索するとその機械のまわりでペンギンたちがのんびりしてる画像がでてきて、不思議な感じ。→気になった方は「マックオリー島」で検索。
 屍累々の道を目玉に見つめられて罵られながら最深部へ。サーバルちゃんをバスで轢き殺して進むと、唐突にUndertaleっぽい会話イベント開始。サーバルちゃんは今まで主人公、そして人間が動物を殺してきたことを責めるけど、次に会ったときは友達になろうねと優しく声をかけてくれる。やーさしー!

 また会おうね、そして猫の化け物にリンチされてゲーム強制終了。直前にはやはり目玉たちが「私たちはずっと見ている」と言ってくる。目って写真でも人に緊張感を与えられるらしい。盗難を防ぐ実験で、警告ポスターに目の写真を使ったら盗難被害が減ったというデータもある。罪悪感を与えるんだね
 

二周目

 スタート画面は正常。二周めの武器はサーバルちゃんからもらったハート。取ると「お前はラブを手に入れた」メッセージ。音楽はノリノリになり、本編でも敵だったセルリアンはここから登場。ちなみに動物にハートを撃つと友好状態にできる。動物との和解や保護をモチーフにしているのかな?

 ボスセルリアンを倒すとフレンズたちがほめてくれる。最深部は夕焼けをバックにサーバルちゃんと握手!やったね!これで友達だね!それなら

…このゲームを今すぐアンインストールして二度と起動しないでくれるよね?

 

三周目

 いきなりサーバルちゃんが泣きながらどうしてって言ってくる。タイトル画面も崩壊しておどろおどろしい感じに。ゲットできるアイテムもジャパリまんからガイコツに。これは乱獲のイメージなのかな?アライグマのアライさんももうやめてって言ってくる。人間は動物が嫌いなの?と。
 しばらく進むと謎の顔が主人公に話しかけてくる。呼びかけが「なあ、ぼく」だからもう一人の自分?人間は動物が大好き。そうだろう? またアライさんがでてきて、人には人の世界があるし、人生は嫌なことばかりではない、だから動物いじめはやめろと訴えてくる。プレイヤーに刺さる刺さる…
 また猫の化け物がでてくる。動物たちの怨念か何か?主人公はどんどん殺して前へ進む。もうやめてなのだ、と懇願するアライさん。ついに最後の一人になり、嫌いでもいいからそれを向けないでと訴えながら撃たれて死ぬ。ここ操作しなくても自動で銃が撃たれるのは人間が欲を抑えられなくなった描写なのかな?
 また謎の顔との会話。ここで「人間は動物が大好きだからここまできた」と言ってくるから、自動で引き金がひかれるイベントの解釈あってるかも。まあここまでさんざん動物にライフ削られたり邪魔されたりしつつもプレイ続けた人は楽しんでるよね。だってこれゲームだもん…
 「動物を可愛がるのが好き」「動物を育てるのが好き」「動物の肉が好き」「動物の毛皮が好き」「動物を狩るのが好き」人間は何よりも獣らしい。←人類と動物の歴史

 行こうじゃないか。もうここには何もない。←狩場を枯渇させたor絶滅?

 さあ扉は開かれた。君がどうするかは自由だ←四周目があることを示唆する
 三周目ラストはホラゲーに相応しく、びっくり画像と笑い声の演出で終わる。

 

四周目

 起動するといきなり血まみれの背景。まだゲーム続けるんだねって安定のメタ台詞が続く。まだ殺し足りないと?その先に苦しみしかなくても先があるなら進まなくちゃいけない。じゃあ、世界を壊しに行こうか。世界を壊す、のは戦争を指してるのかな?

 四周目は真っ暗な世界で、時々背景が明るくなる。使われている写真をよく見ると胎児…?『ドグラマグラ』の「胎児の夢」を思い出す。人間は母親の胎内で生命の進化の歴史を辿るという話。じっさい初期の段階では魚も鳥も人間もかなり似ていて、そこから分化していくんだよね。
 進むとトキがいる。けもフレでは歌を披露してくれたフレンズ。目を閉じてたたずむ彼女に近寄ると、学名と絶滅原因が表示される。画面を閉じると主人公が食べた演出と共に血がばさー。他の動物も同じ。絶滅していない動物も、人間から受けている被害が紹介される。ぼくたちはどうぶつがだいすき!
 最後は主人公の分身がいて、「高い知性を持つが、多くの生物を犠牲にし地上を支配する罪深い動物」と説明される。そうだろうハム太郎?まったくそのとおりなのだ!もちろん画面を閉じると主人公の分身も死ぬ。やはり戦争解釈あってるんじゃね?黒い目玉の話を聞きながら下へ進む。この先にはがいるらしい。
 ボス戦は巨大な猫の顔にサイなどいろんな動物がくっついたキメラな化け物。たぶんこれまで出てきた猫の化け物みたいに怨念っぽい。HPは4に減らされているが、死ぬたびに体力が増える。通常戦闘とミニゲーム(アンテ風戦闘はここ?)の合わせ技。クリアできる気がしない難易度に感じる。
 ボス戦が終わると青い球が出現。二周目で戦った巨大セルリアンの胴体にも見える。単にグラ使いまわしな感じもするけど、けもフレ世界における動物の天敵はセルリアンだから、敵=人間(の知恵?)を指しているのかも。銃で壊すと画面が真っ赤になって「ゲームはおしまい」のメッセージが。それでも起動すると…

 

五周目~

 赤背景に黒字で「すべてを破壊してしまったので、もうこの世界には何もない」と出て、ゲーム強制終了。六周目。メッセージが増えている。ここから数回繰り返すと背景が白くなる。このゲーム起動しても意味はない。それでも繰り返している。そして選択肢。

>世界を巻き戻す

 別に何もしない
 「あのころに、もどろう。」のメッセージと共にゲーム再開。内容は途中まで二周目といっしょ?セルリアン(色は青から灰色に変更)をハートで倒し、フレンズたちに励まされながら進む。優しい世界かな?最後はやっぱり夕焼けバックにサーバルちゃんと握手したいよね!
 ここは箱の中。君が私と友達になって箱を閉じたら、もう二度と開けちゃいけない。箱を開けない限り、そこに君の友達は存在し続ける→この世界がループする箱庭という事?

 だからゲームを削除して綺麗な思い出だけ残すべき。→「箱」はシュレディンガーの猫とも掛けてる?
 人間は何度も間違えて動物にひどいことをしてきたけどこれが最後のチャンス、私は君を信じてるとサーバルちゃんは言う。安定のみんみ女神…手を握るとエンディング。もう会えないけどずっと友達だよ、はわかるけどその後の「君は君の世界で、私はこの猫箱の中で」が不穏すぎる。なんすか「猫箱」って
 アライさんやサーバルちゃんのセリフは主人公を通してプレイヤーに語り掛けているよね。要約すると「こんな殺戮ゲーやめてお外でろ!」おっしゃる通りです。

それじゃ、元気で!(はこをとじるおと)

 

ラスト

 響き渡る銃声。悲鳴。画面に飛び散る血、うん知ってた。中央には返り血を大量に浴びて笑っている主人公、周りには銃殺されたフレンズたち。サーバルちゃんは目を見開いたまま絶命している。信じられねーよなだがこれが人間よォ!みたいな演出。そしてまたびっくり画像が出てくる。
 見開かれた目と口。君ならやると思ってたよ!全てを食らいつくすまでやめられない、それが君という人間だ。ゲームは削除しないしサーバルちゃんとの約束も全部嘘!人間らしい振る舞いだ!と哄笑する。こんどこそ本当の終わり。次起動しても蓮コラ背景に「もう、救いはない。」と出て強制終了されるだけ。

 

感想

 実況の方が感想で「ゲームを最後までクリアしてしまいたいというプレイヤー感情をうまく操ってると思います」と言ってらっしゃるけどまさにそれ!娯楽に対して刺激を求めたり残虐になりがちな人間の本性を引きずり出していると思いました。

 ツイッターで流したまんまなので文体やテンションが安定していません。いつか書き直したい。