ひとりごと中心

SNSだと流れてしまうので置き場を作りました

オーク×エルフを書いてみた。

‪書いた事なかったので。‬
‪あからさまなネタですが、R-18要素は無いです。‬
‪ ‬
‪〜‬
‪ ‬
‪やった。ついにやったぞ。‬
‪久々に手に入った獲物に胸を踊らせ、絹のような金の髪に顔を埋めた。いい匂いを嗅ぎながら、華奢な体を無理やり抱き竦める。‬
‪自分はオークだ。極端に雄の比率が高いこの種族は、太古の昔から異種族の雌と交わる事で眷属を殖やしてきた。オークにとって雌は子を孕ませ産ませる道具に過ぎない。特にエルフの雌は美しく、魔力も高いため、獲物としての人気が高い。‬
‪「おっと、暴れると腕を捻っちまうぞ」‬
‪もがく細腕を握る手に力を入れると、観念したのかエルフは抵抗を止め、怒りと怯えが綯い交ぜになった感情を宿す翡翠の瞳で睨みつけて来た。強がりのつもりだろうが、喰われると決まった獲物が見せる最後の抵抗は捕食者を愉しませるだけだ。‬
‪「離せ…この、豚が!」‬
‪気の弱いエルフなら気絶するか泣き出す所だが、この雌はまだ振り解こうと身を捩っている。丁度いい、強気な女は俺の好みだ。さて、どうやって絶望のどん底に叩き落としてやろうか。‬
‪「こんなヒラヒラした服で俺の縄張りをうろつきやがって。私を襲って下さいってか?あ?」‬
‪「触るなッ!」‬
‪手始めに胸を覆う布を掴み、ビリビリと力任せに引き裂く。‬
‪「…んん?」‬
‪そのままボロ切れにしてやろうと布地を裂く手がふと、止まった。捕まえた時から華奢な雌だと思ってはいたが、大人のエルフにしては平坦すぎる胸だ。‬
‪まさか…そんな事はあり得ない。花の冠をつけ、腰まで伸ばした髪を三つ編みにし、微笑を浮かべて沐浴を楽しんでいたこいつが雌でないわけがない。疑念を振り払うために薄布に隠された股座に手を遣った。ーーなんだ、この感触は。‬
‪「おい豚、貴様は雌雄の区別も付かんのか」‬
‪「ぅえ!?」‬
‪あるはずの無い物に鳥肌が立って引っ込めようとした腕を掴まれる。恐る恐る顔を上げると、そいつは邪悪な笑みを浮かべながら舌舐めずりをしている。間違いない、こいつは雄だ。そういえば聞いた事がある。この森にはオークを狩るエルフが居る、と。‬
‪動揺している間にエルフは慣れた手つきで服を脱ぎ捨てながら魔法を唱え、木の根や蔦で俺を拘束してしまった。こうなってしまうとエルフより腕力の優れるオークでも成す術がない。‬
‪「さて豚よ、雄を抱くのは初めてか?」‬
‪「や、やめ…」‬
‪「なんだ、豚は抱かれる方が好みか」‬
‪「やめてくれええええ!」‬
‪ ‬
‪こうして俺は道を踏み外したのだった。‬
‪ ‬
‪〜‬
‪ ‬
‪備考‬
‪エルフさんの女装は作戦の一環かもしれないし、単なる趣味かもしれない。ドSなのは確か。‬